そこだけ晴れている台風の目


先日,ようやく「春一番」が吹きましたが,今年の春一番は「台風並み」と言われるほど非常に強い風が吹きました。
「台風並み」ということは,台風じゃないけど,それぐらい風が強かったということですが,台風ってそもそもなんでしょう?

台風は,太平洋で発達する熱帯低気圧のうち,低気圧内の最大風速が秒速17.2m(風力8)以上のものを台風といいます。

先日の春一番を吹かせた低気圧はそもそも熱帯低気圧ではないので,台風にはなりませんね。

さて,台風と言えば,暴風と強い雨がセットですね。
だけど,台風の中心なのに風も弱く,晴れた空が見えるところがあります。
それはどこでしょうか?

そう,「台風の目」ですね。

「台風の目」はどうしてできるの?

さて,この「台風の目」はどのようにしてできるのでしょうか?
真ん中ほど風が強そうな気がするのに,むしろ風も弱く,雲も少ないって不思議ですね。

台風の中は,もともとは風が強いところです。
低気圧では,中心から反時計回りに風が吹き出しています。
台風はさらに強い風が吹いています。
反時計回りに速いスピードで動いているとそこには「遠心力」がはたらきます。

遠心力は,外に強く引っ張られる力ですね。
速ければ速いほど,強く働きます。

台風ではものすごい勢いの風が吹き出していますから,それだけ強い遠心力が働きます。

そうすると,中心部ではそこに雲が入り込めないほどの遠心力が働き,その結果,中心部には雲の少ない,また風もほとんど吹かないような「台風の目」ができあがるのです。

身の回りに潜んでいたぞ「遠心力」

名前は聞いたことはあっても,その仕組みを知らないことは周りにたくさんありますね。
そして,実はすでに知っていたこと,聞いたことがあったものが,それに関係していることもよくある話です。
「遠心力」と「台風の目」。この二つが結びつくのが面白いって思う心は「科学の心」ですね。

謎や秘密は世界の果てにまで探しに行く必要は全くありません。
身近に,本当にすぐそこに謎や秘密が潜んでいるのです。

RAKUTOの春期講習で「遠心力」をとことん楽しもう

RAKUTO春期講習の理科のテーマは「遠心力」。
身の回りにひそむいろんな「遠心力」について学びます。
もちろん「ただ座って聞く」という授業ではありません。
みんなで予想して,実験して,考察して,確かめる。
その過程で理解を深めていきます。

自らいろいろ試すと楽しさがどんどん増していきます。

最後には遠心力を利用した最強スーパーコマまで作ってしまうよ。

詳しくは「RAKUTO春期講習」のページをご覧ください。