語彙力が決め手
ずっと以前のことですが,英語のボキャビル本(語彙力増強本)の前書きにこういうことが書かれていました。
君と係長,課長,部長,社長の違いは何だと思う?
学歴か?経験か?
決定的な違いは語彙力だ。
君よりも係長,係長より課長,課長より部長,部長より社長。
上の地位にいるものほど語彙が豊富だ。これは絶対だ。
というような内容でした。これは英語話者向けの語彙力増強本の冒頭です。
つまりリーダーになれるかどうかは,語彙力で決まるというのです。
これはなかなか興味深い指摘でした。
学歴や経歴の違いも,つまるところ語彙力の差として収束していくと考えると,語彙力をつけることが重要な観点だと言えるようです。
語彙と語の違いは?
さて,その「語彙」とはどういうものでしょうか。
「語」とどう違うのでしょうか?
カギは「彙」という字にありそうです。
この「彙」はもとは「ハリネズミ」という意味の語でした。
やがて,「小動物が集まった様子」を表すようになり,そこから「一定の集まり」を意味する字となりました。
つまり「語彙」というのは,「語の一定の集まり」ということになります。
「語」は一つの単語を指しますが,「語彙」は語の集合体です。
それも一定の範囲内での集合体を言います。
たとえば「『源氏物語』で使われる語彙」という言い方もありますし「あの人は語彙が少ない」という言い方もあります。
読解力を付けるには
読解力を伸ばしたい,というときにはいろんなポイントがあります。
外国語はもちろん,母語であっても,文の基本的構造が分かっておらず,勝手な読み方をしていては意味が取れません。つまり文のルール,文法の理解が必須です。
その文章に関する背景知識の有無も大きいでしょう。
そして語彙力です。そこに並んでいる語の意味がさっぱり分からないのでは読み進めようもありません。
語彙を増やすには?
母語,外国語を問わず,語彙を増やしていくには「あの手この手」です。
いろんな形で何度も出会うのが一番です。
本で読んだ,テレビを見ていたら聞こえてきた,学校の教科書で習った,テストに出た・・・
いろんな形で何度も出会う。
おまけにインパクトが大きければそれだけ印象が強くなり,記憶しやすくなります。
今度の春期講習の国語のテーマは「ことわざ」です。
たくさんのことわざ,慣用句と出会い,イメージをふくらませ,大いに遊びます。楽しく出会うのできっと子供たちの中で「忘れられない語彙」の一つとして残っていくことでしょう。
子供達と,どれだけ楽しくことわざや慣用句で盛り上がれるか。
今から楽しみでしかたがありません。
「ことばのわざ ことわざ」で楽しむ春期講習2017のご案内,是非ご覧ください。