世界はどう見えている?
子供たちが世界をどう見ているか?というのは,簡単には言えませんが,小さいころ(就学前の頃)に描いている絵を思い出してみてください。
出てくる人も動物も植物も,みんな「平面的」ですね。
奥行きが全く感じられない絵を描いている子がほとんどでしょう。
それで普通です。別に平面で見えているわけではありません。
ちゃんと奥行きがあることはわかっています。
でも,奥行きがあるように描く,という技術(スキル)がまだないので,べたっと平面的に描いてしまいます。
平面から立体が見える?
では,逆に奥行きがあるように描かれたものを見て,それが立体とわかるかどうか。ここが一つのポイントです。
具体的なものならわりとすぐにわかるようです。
たとえば立方体の絵でも,サイコロの目を描くと「あ,サイコロだ」と理解しますし,奥行きがあるのもわかるようです。
しかし,なんの模様もない立方体や直方体の見取り図だけだと少々難しくなるようです。見えない線を点線で示すことはよくありますが,ますます混乱してしまいます。
具体的なものならまだしも,抽象的に,あたまの中で立体をとらえるのは少々難しいものなのです。
難しいなら実際にやっちゃおう
平面に描かれた線の組み合わせから,いきなり立体のようすを頭の中に描くのは難しい。
じゃあ,直接,立方体を触ってしまえばいいんじゃないの?
サイコロの絵が分かるのなら,もっとたくさん立方体を触っていたら,立方体なんて怖くなくなってしまいますね。
今回のRAKUTO冬期講習の算数では,いくつもの立方体を実際に切ってみて,その断面図を観察します。どう切ったら,どんな形が現れるのかな?
どの点とどの点を結んだらいいんだろう?この点まで切ってみると?
この線とこの線の真ん中を結んだところで切ってみたら?
いろいろ考えて,実際に切って,確かめる。
RAKUTOの冬期講習は楽しく試しているうちに苦手がなくなり,勉強が好きになる内容が詰まっています。
楽しく作って楽しく学ぶ。RAKUTOの冬期講習の開講まであと2週間です!